開聞岳珍道中編1

11月2~4日で鹿児島に行ってきました。
今年は長野県に5回も行って、北アルプス常念山脈奥穂高岳涸沢岳の個人山行とツアーでの八ヶ岳の硫黄岳や美ヶ原と車山などたくさん登りました。
10月12~15日の燕岳への山行は氷点下前後の寒さで・・これ以降は危険な冬山になってしまうので長野方面への遠征は終わです。
しかし、南方向の山なら11月以降でも大丈夫で・・真っ先に思いついたのが開聞岳でした。
開聞岳は大学時代を過ごした鹿児島にあり、何度もその前を通り、麓を車で一周したこともありますが、その山頂に立つことは想像もしたことが無かったです。
開聞岳なら土地勘もありますし、11月~3月の冬季でも登山可能ですが、今年は暑さが長引いて・・計画段階の9月は残暑が厳しくて、11月でも暑そうでした。
そこで、文化の日を利用した11月2日~4日の計画と十分に涼しくなる12月1日~3日の二股をかけてホテルの予約を取りました。
鹿児島中央駅(旧鹿児島西駅)にまで新幹線が開通してからは便利になって、当地からは3時間チョイで行けますので、無理すれば1泊2日でも可能です。
しかし、登山計画は余裕をもってが基本ですし、思い出の鹿児島で過ごすのも悪くないので2泊3日の計画となりました。
10月になって気温も下がり、1週間前の”登山天気”の天気予報でA判定が出て・・11月案で気持ちが固まりましたが、気温は暑さがぶり返すとのこと。
今回は鹿児島中央駅近くのホテルに前泊して、4時48分発の始発電車で最寄り駅の開聞駅で下車して、そこから徒歩で登山口、登山後は電車で天文館近くの大浴場があるホテルに宿泊して汗を流して、天文館をブラブラして(通称天ブラ)、翌日にゆっくり帰宅・・という計画でホテルをヤフーで検索して予約しました。前泊の駅近くのホテルは市電運行前の始発電車に徒歩でアプローチできるようにですが、大都会鹿児島ならタクシー予約が出来ないことはないから大浴場のあるホテルに連泊でも良かったかな~って思ってます。
11月2日の午前中の仕事が早めに終わって、11時20分に出発。14時半に鹿児島中央駅に降り立つと正面に桜島が・・改めてこの凄い山が常に目の前にあった6年間が非日常的であったことに思いが至りました。15時前には鹿児島中央駅前のホテルにチェックインし、荷物を置いて市電乗り場へ。駅前の市電乗り場から西方向の反時計回りで工学部前電停で降りて、工学部から構内に入って、学食、教養部の学生会館など思い出の地を巡って、学外の定食屋・喫茶店街を通過して騎射場の餃子の王将に15時40分に着く。
お昼休みで17時から営業とのこと・・天文館方面に行って時間を潰すか迷うが、再び大学方向に向かい、更に学生寮まで足を伸ばす。2010年に訪れた時も荒れていましたが、更に雑草が生い茂って荒れていました。少し回り道をして騎射場に17時に戻って王将に入店。生ビールに天津飯と餃子を注文。学生時代はバイクや車移動が主で、貧乏だから食事でアルコールは無かったけど天津飯に餃子は定番メニューでした。鹿児島の餃子の王将は独自路線で天津飯の味付けは独特で・・ここでしか味わえないとネットでも書いてありますが、本当に独特の味で懐かしくて美味しく頂きました。厳密にいうと2010年の時より酸味が強くなっていますが、それでも全国のどの王将や中華料理屋でも味わえない味です。
それから市電で鹿児島中央駅に戻ろうと市電に乗っていると、「おはら祭りで天文館方面の道路を封鎖して総踊りがある。」とのこと。天文館手前の高見の馬場で下車して天文館に向かって歩くとテキ屋の屋台が歩道に並び、天文館アーケードでは”焼酎ストリート”なるイベントで人が賑わっていました。1000円でチケットを買うとマメのおつまみと焼酎券が3枚もらえて、100以上の銘柄の焼酎がアーケード内のテントに並んでいる中で選んで飲めるというイベントです。
私も1000円で買って”紫尾の露”と”伊佐美”をロックで頂きました。のみ方は自由で、水割り・お湯割り・炭酸割などありますが・・ロックだと焼酎をなみなみと注いでくれるのでお得感がありました。(笑)
賑わいの中、焼酎を飲みながら彷徨う・・雰囲気も良くて楽しめました。8時から総踊りが始まって、少し見学してホテルに戻る。翌朝は3時半には起きないといけませんので・・早めに切り上げました。
登山本番はまた明日にでも書きます。