開聞岳珍道中編2

さて登山当日、4時48分鹿児島中央駅発の電車に乗るために3時半に起床。
トイレを済まし、持参したカップ麺とパンで朝食、登山ウエアや日焼け止めなどの身支度して4時25分にチェックアウト。
フロントで荷物を預けて鹿児島中央駅に向かう。今回の山行はホテルに荷物を預けられるので、ザックはズール35という昨年から使っている小さい方で、快晴で高温の予報なのでレインウェアと防寒着を預けるバッグに入れて・・前回・前々回のバルトロ65に満載(16㎏オーバー)と比べて軽くできました。
まだ暗いうちに電車は出発し、乗り換えの山川駅指宿駅の一つ先)に着いた6時には東の空が赤くなって景色が見えるようになりました。
山川駅で1両編成の電車に乗り換えて6擬27分に最寄り駅の開聞駅に到着。登山客は私以外に1人で「駅舎もないのですね~。」と言葉を交わす。
水洗和式の公衆トイレと屋根付き待合ベンチがあり、もう一人の方に先にトイレを譲ってからトイレを済ます。
登山靴やタイツなどを着けていると和式トイレは使いにくいのですが、この先のトイレが洋式である保証は無いので・・背に腹は代えられずにここで済ませました。
6時50分に駅から登山口に向かって歩き出す。東の空に太陽がまるっと出ていました・・トイレの中で日の出が見られませんでした。(><)
あわよく駅前にタクシーが居れば、2合目登山口までは舗装路なので・・タクシーに乗って標準コースタイム30分を削ろうと思っていましたが、そのような駅ではないので登山地図も駅からが登山道としてコースタイムが書いてあるのでした。
舗装路を足早に歩いて登り、25分で2合目登山口に到着。その手前にトイレがあるもコースから外れて距離もあるのでチェックは下山してからにする。
開聞岳は薩摩富士とも呼ばれる単独峰で、その登山道は山頂の北側から時計回りに螺旋のように1周して山頂到着します。
山道に入ると主にザレた細い登りが続く。2合目半でトイレを譲った方に追いつき、7時半に3合目、7時45分に4合目を通過。
予報通りに暑いので汗だくになりながら8時に5合目に到着、ここは展望台があって東方向の景色が見えました。
遠くの大隅半島や山川手前の奇岩(後で玉手箱温泉近くで間近に見る)が見える。
さらに30分ほど登ると7.1合目、5合目からは見えなかった長崎鼻佐多岬が南東方向に見えましたが・・霞んでいて屋久島や種子島は見えませんでした。
ここから先は大岩の上を渡り歩く感じやロープ場やはしごもあって、西側に回り込んだためか朝露で濡れて滑りやすくなって登るのに苦労しました。
9時10分には9合目を通過して西側の景色が見える場所に着く。霞んではいるが枕崎まで見渡せます。学生時代によく行った番所鼻もなんとなく位置は分かります。
9時半に山頂に到達。標準コースタイム3時間10分を休憩込みで2時間40分と・・予定より30分以上早く到着したが、帰りの電車の時間は2時23分なので山頂でゆっくりすることにする。バーナーでお湯を沸かしてレトルトのなめこの味噌汁とドリップ式コーヒーと、昨日に騎射場のタイヨーで買ったおにぎり2個(梅と鮭)を食べる。
山頂は岩場で人も多くて、隅っこでお湯を沸かしてから地面に置いたお椀にお湯を注ぐと・・お椀が傾いて、なめこが半分こぼれ落ちてしまいました。(><)
こぼれたなめこはロッペ(芯を抜いて小さくしたトイレットペーパー)でしっかりと拭き取ってビニール袋に回収しました。
景色を楽しんだり、写真を撮ったりしましたが、1時間が限界で10時半には下山を始めました。
湿った大岩の下りは慎重に下り、ザレ場では何度も足を滑らせながら(尻もちは1回)、3合目からは尿意を感じて急ぎながら、12時5分に2合目登山口に到着。下りは写真撮影も無く、すれ違いで止まるぐらいで休憩も無いので・・標準コースタイムが2時間のところが1時間35分でした。
舗装路に出てからトイレまでは走って・・なんとか間に合いました。コースから近いトイレは小はあるが、大は使用禁止。コースから更に奥にあるトイレは大が洋式でした。
それから駅まで舗装路を歩き、途中でスマホで帰路を検索。電車は14時23分だから2時間近くあって、開聞駅近くにはラーメン屋ぐらいしか見当たらず。
バスだと12時52分発で13時50分に乗り換え予定の指宿駅に780円で着いて、15時7分の指定席特急たまて箱までゆっくりと昼食が摂れるハズ?(さすがに指宿駅前に飲食店が無いはずが無いと思う)
ここは780円を惜しまずにバスにする。電車で30分の開聞駅指宿駅はバスだと長崎鼻やフラワーパークや玉手箱温泉や岩崎ホテルなどに寄りながら走るので1時間かかりましたが・・座れて、エアコンも効いていて、玉手箱温泉そばの奇岩も間近に見れて景色も楽しめて良かったです。
指宿駅前には飲食店もあって、生ビールと刺身定食を頂きました。
15時7分の指宿のたまて箱号(いぶたま)に乗って16時に鹿児島中央駅に到着。
途中に16駅ある中の喜入駅のみに止まるだけで速かったデス。学生時代はバイクか車での移動でしたので指宿線は今回が初めてで、朝は暗かったので・・車窓の景色を見たのは初めてでした。
車内も凝ったインテリアでアテンダントさんも居て・・1980円の指定席特急券の贅沢の甲斐がありました。
鹿児島中央駅に着いて、ホテルで荷物を受け取って、市電で高田馬場に行って、温泉のあるホテルにチェックイン。
すぐに温泉に入って汗を流し、天文館に向けて歩く。17時前にアーケードに着き、前日同様に1000円の焼酎券を買う。
出店で豚バラ串を買ってつまみにして、立ち飲みテーブルで行きかう人を眺めながら焼酎のロックを3杯。
郷土料理の居酒屋に入るも・・お目当ての鳥刺しが無くて、きびなごの刺身と生ビールとお通しだけで出る。
シメは天文館にある餃子の王将中町店で2日連続の天津飯と餃子・・。(笑)
ホテルに戻って、たまて箱号の車販で買った限定販売のいぶたまチョコパンをつまみに持参の焼酎で寝酒。
4日の朝は7時半ぐらいに目が覚める。もう一度餃子の王将に行こうかと思ったが、11時からの営業開始までは待てないので8時43分発の新幹線に乗ることにして8時前にチェックアウトし、市電で鹿児島中央駅へ。
11時50分に最寄り駅に到着して、タクシーで帰宅。帰宅後は車で買い物してからビールで昼食を食べてお昼寝・・5日の日曜日までゆっくりとしました。
今回は百名山でもある開聞岳登山で十座目をゲットして、思い出の地を上からの景色も楽しみ、大学構内や学生寮天文館を巡って、なんといっても鹿児島餃子の王将天津飯を食べられたので大満足でした。